ミドリエル・アース

映画『ホビット』『ロード・オブ・ザ・リング』及びトールキン作品のファンサイト。最近はニュージーランド旅行記がメイン。指輪物語ファンサイト『小さな丸いドア』元管理人。

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「ホビットの冒険」感想日記31 感情

ホビットの冒険〈下〉 (岩波少年文庫)ホビットの冒険〈下〉 (岩波少年文庫)
(2000/08/18)
J.R.R. トールキン

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今回の感想は文庫下巻のP207からP218まで。


ビルボがアーケン石をバルドたちに渡した翌朝、それを持った一行が来てトーリンに見せました。
その時トーリンは唖然として全く喋れなくなるのですが、それも無理もないでしょう。
ずっとエレボールにあると思っていたものをいきなり相手が持ってくるのですから。
混乱の極みだったでしょう。

疑問と怒りがないまぜになったトーリンがバルドに質問する横で、ビルボが真相を打ち明けます。
―金切り声で(笑)
そりゃあ言うには勇気がいるでしょう。分かります。
今までのトーリンの執着心を知っていればトーリンに殺されかねない雰囲気ですもん。

当たらずとも遠からず。トーリンはビルボに掴みかかり、呪ってやるとまで言い放った上自分よりも高くビルボを持ち上げるとかマジ怖い・・・!

ビルボがここでトーリンに言ったこと、

「今度のことは何から何まで、この上なくわたしには、やりきれないんです。……ほかにわけてやってもいいでしょう!」

これを言えるビルボって凄いたくましいなあと小心者の私は思っちゃいます。
だからこれまでも何度もビルボはたくましいと感心させられてきました。

トーリンもここで自分が過去に言ったことを認めるところは潔くて好きです。
しかしやりきれなくて怒りの持って行き先がなくて苦しんでいますよね。

この一連のシーン、映画でかきようによってはどちらかが悪役っぽくなってしまいそうですが、果たしてどうなっているでしょうか?

強欲なドワーフ。
映画(FotR)でサルマンが言いました。
このあたりを見ていると本当にそうなんだなと、実感します。
ドワーフの誕生の経緯が経緯だけに単純に悪いとは思いません。
そもそも人間ではないのですから、人間の価値観に合わせて考えるのは正しくないと考えています。

しかしやはり読む私自身は人間ですから、原作のホビットではどうも映画のようにドワーフに感情移入はできないですね。

ビルボ「友だちとして、またあいたいなあ。」
トーリン「うせろ!」

ですからねえ・・(^^;
でもこれはツンデレトーリンのツンの部分ってこと?
いや、それはない。

ここでダインの精鋭部隊が到着しますが、果たして映画ではその強さがハッキリと見れるのでしょうか?
13人のドワーフもかなり強かったですからね。

このあとダインは山の右翼を通りみたいなことを原作では書いています。
このあたりから激しく地図が欲しくなります、読んでいて。
「中つ国歴史地図」はこういうときもの凄く重宝しました。

ドワーフの心を見損なったエルフ王…
それまではどう思っていたんだっけな?
いい印象持ってなかったような気がするけれど。
映画(1部)ではぜんっぜん何考えてるか分かんないし(笑)

それでこの後敵が急遽やってきて事態は一変しますが、来るのはボルグ。
原作ではアゾグが死んでいるはずのシーンで映画ではまだ生きていて、果たしてこのシーンはどうなるのか?気になるところです。

こうして五軍の戦は突如として始まったのですが、そのことはまた次回。

既に30回を超えて思ったよりも長くなってしまった感想ですが、もうじき終わりそうです。
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